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「棋士会将棋フェスティバル 〜in大阪〜」
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日にち：2009年9月23日（水・祝）
会場：関西将棋会館
出演棋士：久保利明棋王、谷川浩司九段、畠山鎮七段、糸谷哲郎五段、稲葉陽四段、
村田智穂女流初段、室田伊緒女流初段 （肩書・段位は、イベント開催当時のものです。）
＜午前の部＞
☆指導対局
山崎七段、糸谷五段、稲葉四段、村田女流初段、室田女流初段による指導対局。
「奨励会に挑戦！」コーナーもあり。
見学の方もたいへん多かったです。
☆サイン会
2階道場で指導対局、4階多目的室で子供将棋教室が行われている間、
1階では、谷川九段→久保棋王の順で、サイン会がありました。
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☆谷川九段講座
サイン会終了後、こちらは4階の多目的室にて行われました。
谷川先生の講座は、終盤でどのように読みを進めていけばよいか、というお話。
相手の玉と自分の玉がどうなっているか、
何手スキになっているかを考えて道筋をつけるというのが、
終盤の基本的な考え方。
つまりは、速度計算ということですね。
山本比鶴普及指導員と共に、
わかりやすい例を大盤でいくつも紹介しながら、教えてくださいました。
☆久保棋王の講座
久保先生の講座といったら、やっぱり振り飛車についてです。
振り飛車の種類と囲い方という基本から、
プロの対局ではどんな振り飛車が流行っているか、ということまで
幅広くお話してくださいました。
居飛車の場合は、対居飛車と対振り飛車の二通り覚えなくてはいけないが、
振り飛車はわかりやすく、わが道を行けるのが魅力だということです。
＜午後の部＞
☆目かくしペア対局
▲＝先手 △＝後手
△糸谷五段＆村田女流初段ペアと▲稲葉四段＆室田女流初段の対戦で、
息がよりピッタリ合っていた稲葉四段＆室田女流初段ペアの勝ち。
男性陣のみ目かくしをしなくてはならず、
稲葉四段は、室田女流初段の好きなGLAYのメンバーJIROそっくりの
アイマスクをつけての対局でした。(^.^)
解説が畠山七段と山崎七段だったのですが、
山崎七段が「糸谷君、指（で歩の数を数えては）
ダメ！」などと言って、
男性陣を動揺させようと頑張っていました（笑）。
※エキシビション・目かくし10秒将棋
ペア対局が早めに終わったため、山崎七段の提案により、
△山崎七段と▲稲葉四段の目かくし10秒将棋が行われました。
途中で間違えたら罰ゲームということだったのですが、
二人ともそれをやることに（記念対局の後、ホントにありました）。(^_^;)
対局結果は、稲葉四段が勝ちました。
☆記念対局
△久保棋王と▲山崎七段による記念対局。
解説は、谷川先生と村田女流初段（途中から糸谷五段に交代）でした。
谷川先生の対局開始前のひとこと。
「日経の担当者から、山崎君をあまりこきつかわないでほしいと言われていたのですが、
その割りに自分で（目かくし10秒将棋を）やると言って負けてましたね（笑）」
山崎七段はこの時、日経主催のタイトル戦・王座戦にて
羽生善治王座に挑戦中で、第3局を6日後に控えていたんですね。
それもあって、谷川先生が
「王座戦第3局は山崎君が先手なので、
久保棋王には羽生王座になったつもりで（指してほしい）」
とおっしゃったら、山崎七段の初手▲7六歩の後、
久保棋王が△8四歩と指して、後手一手損角換わりになってしまったのです！
「この将棋で山崎七段は負かされると辛いものがありますね」（谷川先生）
というプレッシャーもありましたが、結果は、山崎七段がリードを奪い、
久保棋王の終盤の猛追を振り切って勝利しました。
山崎七段「これで負けたらどうしようかと・・・
10分くらいでぶっとばそうかと思ったら、終盤力で追い込まれてしまいました（苦笑）」
久保棋王「谷川先生の解説で、居飛車にしなくてはと・・・
しかしこれで勝ってしまったら、大変なことになると思いました。
短手数でボロ負けしないでよかったです（笑）」
※罰ゲーム
目かくし10秒将棋での、山崎七段と稲葉四段への罰ゲームは、
皆さんの期待どおり（？）「お絵かき」でした！
これは、2009年6月に行われた「関西女流あやめ祭」での
お絵かきコーナーが好評だったためだと思われます。(^-^)
お題は「キリン」。
お二人とも、なかなか個性的なキリンを描いていらっしゃいました！
☆抽選会
棋士会役員の色紙、出演棋士8名の色紙、出演棋士3名との記念撮影権、
情熱大陸DVD、出演棋士寄せ書き扇子と、豪華な賞品ばかりでした！
山崎七段・稲葉四段のお絵かき色紙も、残念賞としてプレゼントされましたよ。(^o^)
このあと閉会式が行われ、初めての棋士会主催イベントが、
無事に終了しました。
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2011/09/26更新
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（撮影：ねこじゃらし）